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第六章 教育・文化・民俗(教育)(1)


第六章 教育・文化・民俗(教育)(1)
(2021年12月1日更新)

第六章 教育・文化・民俗

 第一節 寺子屋教育

 

 幕末期の唐津藩には、藩学として盈科堂 (えいかどう )・経誼館・志道館等が設立され、また各地に多くの私塾ができ、庄屋、神官僧侶など指導者階級の人が多く塾生となって、塾師のもとで熱心に勉学に励みました。

 これらは、帰郷後殆んど任地の神社やお寺、或いは自宅等を教室として、村の子どもを集め、読み・書き・そろばんから、初歩的な礼儀作法等も指導しました。板木の加川氏宅には当時使用されたと言われる教科書類が保存されています。

 当時波多津居住者で塾生となり、勉強をした人には次のような人があります。

〇板木村大庄屋 田代 寛作。明倫堂(相知村)塾師 進藤源介。

〇井野尾村庄屋 古川壮太郎。奇賢堂(町田 (ちょうだ )村)塾師 桜井覚兵衛。

〇板木村大庄屋 田代恒太朗。葦葭 (いか )堂(南波多古川(ふるこ)(むら))塾師 山口與次造。

〇辻村庄屋 稲葉 義方。 (かん )(らん)堂(山本石志村)塾師 桜井綱治。

〇板木村大庄屋 岸田 三郎。愛日亭(佐志見借村)塾師 宗田運平。

  宗田運平は黒川出身、天明七年(一七八七)に生まれ、幼時から普通学や聖賢の道の実践について学び、わけても関流  の算術、天文 (てんもん )、暦法を学んで愛日亭を開いたのは五十を過ぎてから。和算については五十九才の時江戸に出て長谷川氏について学び、帰郷後は更に熱心に儒学、暦法、天文、算術について塾生指導に当たり、明治三年八十四才で逝去されたということです。

〇筒井村庄屋 麻生勇太郎。帰厚舎(徳須恵村、後に鏡村に移転)塾師 松本退藏。

〇内野村庄屋 向敬太郎。明倫塾(厳木 (きゅうらぎ )村浦河内)塾師 秀島鼓渓。

〇畑 津 村 十時 (ととき )金次郎哲龍。()惇堂(じゅんどう)(厳木中島村 秀島鼓渓は故あって所拂を受けましたが中島村に開塾)塾師 秀島   鼓渓。(以下相知町史付卷より)

〇板 木 村 松岡繁太郎(二十才)同村大庄屋松岡藤右衛門 (せがれ )、万延元年六月咸宜(かんぎ)(えん)入門寄宿生。

 寄宿生が唐津から五人もあったことが、今も残っている咸宜園入門帳でわかります。

 塾主広瀨淡窓先生は、当時における学徳兼備の大教育家として全国的に著名な方でしたから、入門の希望者が多く四千人 余りも自署された入門帳が今も残っているということです。

 これらの人々は、塾卒業後はまた波多津に帰って、寺子屋や塾の先生として活躍されたことと思います。

〇明治八年学制の実施に当たっては、大平村は八ケ村の中心井野尾村の寺子屋ガラン堂が大平小学校として、三岳村は畑津天神さまにあった寺子屋が三岳小学校として発足しています。両小学校とも後年学校の位置は変わりますが、発足に際してスムーズに開校できたことは、どちらにも寺子屋があって、先生と校地校舎それに地域住民の心の準備ができていた賜と思います

 

 

 第二節 幼児教育

 

一、波多津東幼稚園

    波多津町筒井一一番地

☎〇九五五-二五-〇七六九

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(1)教育方針(平成十年度)

  〇県、市の教育方針にのっとり、園児に適当な環境を与えて総合的な遊びの指導の中で、

   園児の健全な心身の発達を図る。

  〇園と家庭・地域の連携を密にして、個を尊重しながら個に即した成長を目指す。

  〇小学校との一貫性を図りつつ保育指導の実践に当たる。

 

(2)教育目標

  〇明るく元気な子。

  〇みんなと仲よくできる子。

  〇せいいっぱいがんばる子。

  〇感受性豊かな子。

 

 

(3)園舎平面図及び施設の見取図

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(4)沿 革

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(5)園児数の推移

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(6)通園方法(平成十年五月現在)

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(7)園歌

 

 園 歌

 

    作詞 古川稔

    作曲 片山伊知子

 

一、お日さまが お顔を出して

   おはようさん おはようさん

  元気に 遊ぼう 輪になって

  みんなで 遊ぼう 輪になって

   走ろうよ 走ろうよ

  城後の山の 山ん子よ

  さくら並木の 山ん子よ

  みんな みんなの

   波多津東幼稚園

 

二、お日さまが お空の上で

   こんにちは こんにちは

  たのしく歌おう 輪になって

  みんなで歌おう 輪になって

   歌おうよ 歌おうよ

  城後の山の山ん子よ

  さくら並木の 山ん子よ

  みんな みんなの

   波多津東幼稚園

 

 

 

二、波多津保育園

   波多津町辻四九九番地一〇八

   ☎〇九五五-二五-〇〇二七

 

〇伊万里福祉会立波多津保育園

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(1)保育目標(平成十年度)

   みんな仲良く 丈夫なからだ げんきな子

 

 〇保育方針

   地域とのふれあい、多様な保育ニーズに対応し、海とみどりに囲まれ、明日も来たい保育園を目指します。

 

 〇なみのこクラブ年間目標

  「私たちは決して飛び出しません」

 

 

 

(2)波多津保育園平面図

 

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(3)波多津保育園沿革

 

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(4)行政区別在籍園児調べ(平成十年五月一日現在)

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