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月刊じんけんかわらばん令和5年2月号 「講談『桃太郎~旅立ち前夜の巻~』」


月刊じんけんかわらばん令和5年2月号 「講談『桃太郎~旅立ち前夜の巻~』」
(2023年2月20日更新)

 

 私たちは幸せになるために生まれてきました。

 日本国憲法もすべての人の幸せを保障しています。

しかし、私たちが暮らすこの社会には、幸せを妨げる様々な生活課題が存在しています。

 人権問題もその一つであり、一日も早く解決しなければいけません。

 

 私たちの身近な人権問題をショートストーリーで紹介します。

 どうぞ、ご覧ください。(手話通訳あり)

月刊じんけんかわらばん令和5年2月号「講談『桃太郎~旅立ち前夜の巻』」

 

 

ソモサン、セッパ!

 

 

「鬼ヶ島」はいずこに?

はたまた「鬼」とは一体何者なのでしょうか?

 

 

古今東西、諸説、あるようでございますが

「じんけん」というフィルターを通して、鬼の謎にズームイン!

 

 

恐るべき存在でありながら

「遊び」や「言葉」に溶け込んで

わたしたちの日常に巧みに潜む「鬼」

 

 

その神出鬼没の姿は

普段は静かに身を潜め

誰かをいじめたり、ばかにしたり、仲間外しにしようとする

そんな意識が心を支配したときに暴れだす

「もう一人の嫌な自分」と似ている…

そう思うのはわたしだけでしょうか?

 

 

ともいたしますと

「鬼ヶ島」は、わたしたちの心の奥の暗闇にあり

 

 

かくゆう「鬼」の正体は

人の弱さが生み出す「差別心」に違いない…

そうにらんでいるわけでございます。

 

 

一刻も早く退治しなければいけません!

 

 

ゴホン…

しかしまあ、なんですねぇ…

相手は…鬼です…

 

 

そんなあなたに
目からウロコのじんけんのツボ!

 

 

退治することはできなくても

閉じ込めることならできるかもしれません。

 

 

「自分も差別をするかもしれない」

心の奥に潜む「鬼」を受け入れましょう。

 

 

勇気を出して、「鬼」と正面から向き合いましょう。

目を背けたくなる「もう一人の自分」と向き合うことで

あぁ〜〜〜〜ぁ

こんな自分は見たくない!

 

 

鬼を閉じ込めるための「砦」を

心の中に築くことができるのです。

 

 

自分を見つめましょう。

それこそが

「自分にも」できることであり

「自分にしか」できない

差別を無くす大きな一歩になるのです。

 

 

さあ、さあ!

さあ、さあ、さあ、さあ、さあ、さあ!

 波乱万丈、奇想天外

 物語は、いよいよ、おもしろくなっていくわけでございますが

 なんと、なんと、なんと!

 お時間でございます。

 

 

 おなじみ、桃太郎の一席

 今日のところは

 これにて読み終わりでございます。