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月刊じんけんかわらばん 令和3年1月号「権利と、わがままと、おもいあい」


月刊じんけんかわらばん 令和3年1月号「権利と、わがままと、おもいあい」
(2021年1月29日更新)
   私たちは幸せになるために生まれてきました。

 日本国憲法もすべての人の幸せを保障しています。

 しかし、私たちが暮らすこの社会には、幸せを妨げる様々な生活課題が存在しています。

 人権問題もその一つであり、一日も早く解決しなければいけません。

 

 私たちの身近な人権問題をショートストーリーで紹介します。

 どうぞ、ご覧ください。(手話通訳あり)

 

※耳が不自由な方へ、字幕を作成しています。動画再生後、「字幕」メニューで表示させてください。パソコンでご覧の方は、キーボードの「C(シー)」を押すだけでも表示の切替ができます。

 

※月刊じんけんかわらばん 令和3年1月号「権利と、わがままと、おもいあい」

パペット

ねえねえ。「権利」って、なに?

指導員

これは、また突然ですね。でも、いい質問ですね。

自分が幸せになるために、「こんなことをしたいな」「こんなことは嫌だな」と思う

自分の考えを自由に言えて、その考えが大切にされることが「権利」なんだよ。

パペット

なるほどね。ところで、「権利」は、大人だけのものなの?

指導員

違うよ。子どもにも「権利」がある。生まれたばかりの赤ちゃんにだって権利はあるんだ。

だって、大きくても、小さくても、人の値うちは同じだからね。

パペット

なるほど。それじゃあ、子どもには「遊ぶ権利」もあるの?

指導員

もちろんあるよ。

大人だって、子どもだって、自由な時間には、楽しいことをしたり、本を読んだり、絵を描いたり、

なにかをつくったり、スポーツをしたり、自分らしく好きなことをしていいんだよ。

パペット

やったあ!じゃあ、好きなだけゲームをしてもいいんだね。

指導員

それはだめだよ。「権利」と「わがまま」は違うんだ。

ゲームができる時間は、学校や家族でのルールがあるはずだよね。

ルールは、みんなが幸せになるための約束だから、守らなくちゃ。

パペット

でも、子どもにも「権利」があるんだよね?

大好きなゲームを思いっきりやりたいんだ。

指導員

ねえ、想像してみて。

もし、みんなが、自分の「権利」が一番だって言いだしたら、どうなると思う?

パペット

う~ん、けんかになっちゃう、かも。

指導員

「権利」は幸せになるためにあるんだから、ルールを守って、

自分の「権利」がまわりの人の幸せを傷つけないようにしないとね。

パペット

なるほど。まわりの人の幸せを奪う「権利」なんてないんだね。

「権利」と「わがまま」のちがいが分かった気がする。

指導員

わたしたちは幸せになるために生まれてきました。

ですから、みんな幸せにならなければいけません。

そのためには、自分の「権利」はもちろん、

まわりの人の「権利」も自分と同じくらい大切にしなければ いけないのです。

それがお互いのことを思い合う、「お・も・い・あ・い」なんです。

パペット

「おもいあい」だね!

指導員 & パペット

それでは、みなさん、また、お会いしましょう。ごきげんよう。