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染付竹葉文皿


染付竹葉文皿
(2014年2月2日更新)

写真 表

7.9×29.6×15.6cm 1680年代

写真 裏

 緩やかな曲面を以て立ち上がる、典型的な木盃形をした尺皿です。力強く伸びた竹葉を二本毎に結った文様を一単位として、それを星形に配置した優れた構成です。竹葉の葉脈は揺るぎの無い丁寧な細線で表し、むらの無い染付を施しています。枝葉を濃淡二種の染付で描き分け、その筆法はあくまでも丁寧であり、それぞれの輪郭線は強く意識されています。裏文は牡丹文を三方に配置しています。染付の技法が最も発達した延宝期前後の優れた作品です。