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色絵鳳凰文皿


色絵鳳凰文皿
(2014年2月2日更新)

写真 表

4.9×19.8×10.7cm 1670年代

写真 裏

 見込みに、染付と赤・淡緑・淡黄だけで二羽の鳳凰を阿吽の形で描いています。裏面は、唐花文を五方に配し、唐草でつないでいます。高台には雷文がめぐり、これとよく似た色絵鳳凰文皿が二点知られていますが、いずれも絵付の感じと裏文様が異なります。規格性が定まっていない藩窯成立期の作品の一例と考えられます。また十八世紀初めの作と思われる同様の図柄に染付で雲文をあしらった色絵鳳鳳文皿が十枚ほど知られており、同様の作品の図柄が何度も踏み替えされていったことがわかります。