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平成28年度決算報告


平成28年度決算報告
(2017年9月27日更新)

平成28年度の決算を報告します

はじめに

 平成28年度の伊万里市の決算概要がまとまりました。皆さんからの税金などをもとに、さまざまな事業を行う一般会計と、それぞれの料金などをもとに特定の事業を行う特別会計、また、公営企業として独立採算で事業を行う企業会計や市有財産の決算概要をお知らせします。

一般会計

 皆さんの税金をはじめ、国、県からの補助金や交付金などを財源として、福祉、教育、土木、農林水産など、皆さんにいちばん身近な事業を行っているのが『一般会計』です。
 伊万里市では第5次伊万里市総合計画の将来像である『活力あふれ ひとが輝く 安らぎのまち 伊万里』の実現に向け、各種施策を実施しました。
 一般会計の決算額は、歳入総額267億1,241万円に対し、歳出総額は264億2,024万円です。その差は2億9,217万円で、翌年度へ繰り越すべき財源2,759万円を差し引くと2億6,458万円の黒字決算となりました。
 このうち平成27年度の実質収支4億6,254万円を差し引くと、平成28年度の単年度収支は1億9,796万円の赤字となりました。
 平成28年度は、平成27年度に比べて歳入が約4億7,000万円、歳出が約6億5,000万円増加しています。

 最近の景気の動向は、緩やかな回復基調にあるものの地方においては直接的な効果を実感できない状況にあり、依然として市の財政状況は厳しい状況が続くと見込まれます。今後もより一層の行財政改革に取り組んでいくことが必要です。

歳入の状況は

 【グラフ1】は、歳入の状況を示しています。歳入の総額は、267億1,241万円で、平成27年度に比べて1.8パーセント増加しました。

 歳入は、市税など市が独自に確保できる『自主財源』と、国や県から交付される補助金、交付金などの『依存財源』に分けられます。

 自主財源の総額は、117億4,516万円で全体の44.0パーセントを占め、平成27年度に比べて13.1パーセント増加しました。このうち市税は、67億8,683万円で、平成27年度に比べて0.9パーセント増加し、その他のうち寄附金は14億2,094万円で平成27年度に比べて37.6パーセントの増加となりました。

 依存財源の総額は、149億6,725万円で、全体の56.0パーセントを占め、平成27年度に比べて5.6パーセント減少しました。このうち地方交付税などは67億7,024万円で、平成27年度に比べて0.3パーセント増加しています。  

 
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歳出の状況は

 【グラフ2】は歳出の状況を示しています。歳出の総額は264億2,024万円で、平成27年度に比べて2.5パーセント増加しました。

 歳出は、性質別に、人件費などの『義務的経費』、普通建設事業などの『投資的経費』、物件費などの『消費的経費』、『その他の経費』に分けられます。

 義務的経費は、124億4,775万円で、全体の47.1パーセントを占め、平成27年度に比べて3.8パーセント増加しました。このうち人件費は37億1,793万円で、平成27年度に比べて0.9パーセント減少しました。

 投資的経費は、19億5,766万円で、全体の7.4パーセントを占め、平成27年度に比べて20.8パーセント減少しています。このうち普通建設事業は、18億6,957万円で、平成27年度に比べて22.2パーセント減少しています。

 消費的経費は、62億409万円で、全体の23.5パーセントを占め、平成27年度に比べて3.5パーセント増加しました。このうち物件費は32億3,590万円で、平成27年度に比べて5.4パーセント増加しています。

 その他の経費は、特別会計などへの繰出金など58億1,074万円で、全体の22.0パーセントを占め、平成27年度に比べて9.3パーセント増加しました。 
 

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目的別歳出は

 

【グラフ3】は、歳出を目的別に分類したものです。

 最も多く支出したのは『民生費』の約101億円で、全体の38.2パーセントを占めています。これは社会福祉や児童福祉、生活保護など、安定した市民生活を保障するための経費です。次いで、庁舎の維持管理や交通安全対策などに要する経費として『総務費』に約51億円を支出しました。

 このほか、借入金の元利償還金に充てる『公債費』に約22億円、学校教育や社会教育などの『教育費』に約17億円、道路や河川、公園整備などの『土木費』に約16億円、生活環境整備などのための『衛生費』に約15億円を支出しました。

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特別会計の状況

  市には7つの特別会計があり、どの会計も私たちのくらしを支えるために欠かせない大切なお金です。

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企業会計の状況

 安心して飲める水道水の安定供給のための水道事業特別会計、企業活動に欠かせない工業用水の供給のための工業用水道事業特別会計の二つの企業会計を設置しています。下表はそれらの決算の状況です。水道使用料などの収入をもとに、独立採算で経営しています。
 表中の収益的収支とは、経常的な収入と支出で、資本的収支とは、建設費など財産形成に必要な収入と支出です。
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市債現在高

 市債の現在高です。学校建設や道路、公園、上下水道など、将来にわたって、多くの皆さんに利用される公共施設整備には、一時的に多額の資金を必要とします。
 このため、国や公営企業金融公庫、市中銀行などから資金を調達して事業を実施しています。事業実施後、長期間で返済していくことで、年度間の公平な費用負担を実現します。この借入金が市債です。
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基金の状況の状況

 基金は、地方公共団体が、条例の定めるところにより、特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立て、または定額の資金を運用するために設置するものです。
 下表は、主な基金の状況です。伊万里市では、財源の調整を図り健全な財政運営を行うための「財政調整基金」、市債の償還のための「減債基金」、将来の公共施設の整備に対応するための「公共施設整備基金」など21の基金を設置しています。このうち、文化施設整備の経費に充てる「文化振興基金」など12の基金については、皆さんの善意を受け入れながら基金の充実を図っています。

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決算カード

 平成28年度決算カード(普通会計)(PDF:101KB)
 平成28年度決算カード(一般会計)(PDF:101KB)

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