安全・安心な水を供給し続けるために
平成24年度から取り組んでいた有田川浄水場更新事業の完了を祝い、6月30日、竣工式を開催しました。式典には関係者など約60人が出席。深浦弘信市長は、「水道事業は人口の減少で料金の収入が減る一方、施設の維持管理費が増加しているという問題も抱えているが、これからも市民の皆さんに安全・安心な水を供給できるよう努力していきたい。」とあいさつしました。
旧施設は建設から40年以上が経過し、老朽化が進み耐震性の点でも問題が生じていました。また、水源の有田川は、環境変化に伴う水質悪化により、従来の浄水処理方式である『急速ろ過方式』では対応が難しい状況にありました。
新施設は、最新の『生物処理+活性炭処理+膜ろ過方式』へ変更。かびの臭いや色度、無機物(鉄・マンガン・アンモニア態窒素)など、水に溶けた成分も除去できるようになり、安全でより良質な水を作ることができます。
また、地震などの災害にも対応する耐震性に優れた施設で、市民生活を支えるライフラインとしての重要な役割を担います。
2018年6月30日