みんなの広場

疫病収束を願い軽トラで巡幸

　10月25日、市街地で伊万里の秋の風物詩、伊萬里神社御神幸祭『伊万里トンテントン』の本祭がありました。通常4日間の日程を、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、2日間に規模を縮小して開催されました。

　担ぎ手が密集・密接するのを避けるため、荒神輿と団車が組み合う合戦を中止し、巡幸も4基の神輿を軽トラックに載せて実施。天気にも恵まれたこの日、伊萬里神社を出発した約200人の氏子たちは、伊万里商工会議所前広場までの約1キロメートルを往復しました。はっぴと揃いのマスクを着けた男衆が、隊列を組んで練り歩く姿は壮観。「チョーサンヤ」「アラヨーイトナ」のかけ声が沿道に響き渡りました。

　広場に到着後、巫女舞や合戦の代わりとなる『喧嘩太鼓』が奉納されるなど、厳かに神事が執り行われ事前の告知が無かったにもかかわらず、多くの観客が詰めかけました。

　伊萬里神社御神幸祭の北原新実行委員長は、「御神幸祭が、市内のほかの祭りやイベントの再開への一助となれば」と話しました。