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伊万里港の変遷(下)


伊万里港の変遷(下)
(2017年9月1日更新)
 今回は、平成9年の伊万里港国際コンテナターミナル供用開始から、現在に至るまでの歴史です。

発展を続ける伊万里港

伊万里湾大橋
 伊万里港は、平成9年2月に国際コンテナターミナルが供用を開始し、同年4月から韓国・釜山港との間に国際定期航路が開設されました。ここからコンテナ貨物の国際貿易拠点としての歴史が始まりました。
 また、平成14年から平成20年までにかけては、久原地区の伊万里団地に中国木材株式会社が進出したことに始まり、木材・水産加工・半導体企業などが次々と進出しました。
 さらに平成15年3月には、伊万里湾により東西に分かれていた港湾機能を結ぶ『伊万里湾大橋』が完成。待望されていた伊万里港の港湾機能の一体化と、地域のシンボルとしての役割を担っています。

コンテナターミナルとガントリークレーン 平成25年4月には、伊万里港コンテナターミナルに大型化する船舶に対応するための水深13メートルの岸壁とガントリークレーンの整備が完了し、荷役作業の効率が飛躍的に向上しています。
 現在では、釜山航路に加え、華南・韓国航路、大連・青島航路、上海航路の4航路、神戸港との国際フィーダー航路が1航路の5航路・週7便が運航しています。
 航路の増加や施設の整備により、コンテナ貨物の取扱量も順調に増加しています。輸入では、家具・家具装備品、日用品、動物性飼料原料(魚粉) などが主な取扱貨物となっており、約410社が伊万里港を利用して輸入をしています。
 輸出では、ロール紙、古紙、原木・木材製品などが主な取扱貨物となっており、約160社が伊万里港を利用して輸出をしています。
 平成28年は、過去最高の取扱量(実入り)を記録し、九州では、博多港、北九州港、志布志港(鹿児島県)に次ぐ第4位となっています。
 これまで時代の流れとともに様々な役割を果たしてきた伊万里港。次の50年に向け、さらなる発展が期待されます。

伊万里港全景

伊万里市の市章