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光化学オキシダント


光化学オキシダント
(2014年8月27日更新)

光化学オキシダントとは?

 光化学オキシダントとは、自動車の排気ガスや工場の煙に含まれる大気汚染物質(※)が太陽の紫外線を受けて化学反応を起こすことにより発生する物質にことをいいます。
 光化学オキシダント濃度が高くなり、空が白く「もや」がかかったような状態を「光化学スモッグ」とよびます。
 光化学オキシダント濃度が高くなると、のどや目に刺激を与え、健康被害引き起こすことがあります。


                    ※主に窒素酸化物や揮発性有機化合物(VOC)など 

どのような健康被害を引き起こすの?


 オキシダントが引き起こす健康被害には次のようなものがあります。

 ・目がチカチカする、目が痛い、涙が出る

 ・喉が痛い、せきが出る、息苦しい

 ・吐き気、頭痛など

 これらの症状の大部分は比較的軽症の一過性のものであり、被害の発生場所は屋外であることがほとんどのようです。
 重い症状を訴えるのは、多くの場合、屋外での運動中の被害ですが、同じ状況にあっても症状が出ない人もあり、個人差があります。


オキシダント濃度はどうやって測定しているの?


 佐賀県では、県内12箇所でオキシダント濃度を機械により自動測定しています。伊万里市では、大坪公民館に自動測定局が設置されており、1時間ごとの測定値が佐賀県環境センターに送信され、下記ホームページにて公開されています。


 佐賀の大気環境(佐賀県ホームページ)


 大気中のオキシダント濃度の環境基準(目標値)として、0.06ppm以下という基準値が設定されています。オキシダントは風とともに移動するので、二酸化窒素などオキシダント発生の原因となる物質を大量に排出する発生源がない地域でも、高濃度となる可能性があります。


光化学オキシダント注意報はどんなとき出されるの?


 自動測定局で計測されるオキシダント濃度が0.12ppm以上となり気象条件からみてその状態が継続すると認められるとき、佐賀県知事より光化学オキシダント注意報が発令されます。

 県内での注意報発令状況は下記の佐賀県ホームページにて確認できます。

 ■佐賀県光化学オキシダント情報

 伊万里市のオキシダントの年間平均濃度は、徐々に高くなっており、特に濃度が高くなる春と秋は、注意報が発令される可能性があります。

 注意報が発令された場合、佐賀県からテレビやラジオ、インターネットを通して県民の皆さんにお知らせがあります。
 伊万里市でも、保育園や学校、公民館など市の関係施設に注意報が発令されたことを連絡するとともに、地上デジタル放送によるデータ放送で注意報が発令されたことをお知らせします。


 佐賀県防災・安全・安心情報配信システム 「防災ネットあんあん」では、Eメールでオキシダント注意報等の情報を受け取ることができます。


光化学オキシダント注意報が発令されたらどうしたらいいの?

(1)外出を控えましょう。特に、屋外での激しい運動はさけてください。

(2)窓を閉めて、できるだけ屋内で過ごしましょう。

 
 光化学オキシダントが引き起こす健康被害は、目が痛くなる、のどが痛くなる、頭痛がするなどです。

 もし、注意報が出ているときに目やのどに異常を感じたら、水道水などきれいな水で目、顔を洗い、うがいをして、屋内で安静にしてください。また、症状によっては、病院で診察を受けるようにしてください。


 ※異常を感じた方は、伊万里保健福祉事務所又は伊万里市役所環境課へご連絡ください。

 
 ■伊万里保健福祉事務所 電話 23-2103
 ■伊万里市役所 環境課 電話   23-2144