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集中豪雨


集中豪雨
(2014年10月21日更新)

暮らしの情報 いざというとき

集中豪雨


集中豪雨は、梅雨の終わりごろによく起こります。狭い地域に限られ突発的に降るため、その予測は困難で、中小河川のはんらんや土石流、がけ崩れなど、大きな被害が発生する恐れがあります。自分の家のまわりにどのような危険個所があるか、普段から確認をしておきましょう。



 雨の強さと降り方

1時間雨量 (mm) 予報用語 人の受けるイメージ 人への影響 屋内
(木造住宅を想定)
屋外の様子 車に乗っていて 災害発生状況
10以上~20未満 やや強い雨 ザーザーと降る 地面からの跳ね返りで足元がぬれる 雨の音で話し声が良く聞き取れない 地面一面に水たまりができる   この程度の雨でも長く続く時は注意が必要
20以上~30未満 強い雨 どしゃ降り 傘をさしていてもぬれる 寝ている人の半数くらいが雨に気がつく ワイパーを速くしても見づらい 側溝や下水、小さな川があふれ、小規模の崖崩れが始まる
30以上~50未満 激しい雨 バケツをひっくり返したように降る 道路が川のようになる 高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象) 山崩れ・崖崩れが起きやすくなり危険地帯では避難の準備が必要
都市では下水管から雨水があふれる
50以上~80未満 非常に激しい雨 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) 傘は全く役に立たなくなる 水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる 車の運転は危険 都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む場合がある
マンホールから水が噴出する
土石流が起こりやすい
多くの災害が発生する
80以上~ 猛烈な雨 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる 雨による大規模な災害の発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要


土砂災害と雨量の関係

 土砂災害のほとんどは、梅雨や台風の時期に発生しています。地質や傾斜の傾きなどによって異なりますが、1時間に 20ミリ以上、降り始めから100ミリ以上の雨が続いたら、土砂災害の危険が高く、十分な警戒が必要です。


がけ崩れ

 地面にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、弱くなった人工的な台地の急斜面などが突然崩れ落ちます。

 前ぶれ:小石が落ちてくる/がけからの水が濁る/斜面のひび割れ


地すべり

 ゆるやかな斜面で、地中の粘土層が地下水の影響で動き出します。

 前ぶれ:がけから水が吹き出す/井戸や沢の水が濁る/地面のひび割れ


土石流

 谷や斜面にたまった土砂などが大雨による水といっしょに一気に流れ出します。 

 前ぶれ:山鳴り/川が濁る/雨が降り続いているのに川の水位が下がる。