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平成19年度決算報告


平成19年度決算報告
(2008年10月1日更新)

平成19年度の決算を報告します

はじめに

 平成19年度伊万里市の決算概要がまとまりました。
 皆さんからの税金などをもとに、いろいろな事業を行う一般会計と、それぞれの料金などをもとに事業を行う特別会計、また、公営企業として独立採算で事業を行う企業会計や市有財産の決算概要をお知らせします。

一般会計

 皆さんの税金をはじめ、国、県からの補助金や交付金などを財源として、福祉、教育、土木、農林水産など、皆さんにいちばん身近な事業を行っているのが一般会計です。
 歳入総額236億5,572万円に対し、歳出総額233億3,793万円です。その差は3億1,779万円で、翌年度へ繰り越すべき財源3,155万円を差し引くと、2億8,624万円の黒字決算となりました。

歳入の状況は

 表1は、歳入の状況を示しています。歳入の総額は、236億5,572万円で、平成18年度に比べて14.5%増加しました。
 歳入は、市税など市が独自に確保できる『自主財源』と、国や県から交付される補助金、交付金などの『依存財源』に分けられます。
 自主財源の総額は、101億2,165万円で全体の42.8%を占めていて、平成18年度に比べて22.7%増加しています。うち市税は、78億4,712万円で、平成18年度に比べて38.9%の増加となっています。
 依存財源の総額は、135億3,407万円で、57.2%を占めていて、平成18年度に比べて9.1%増加しました。うち地方交付税等は63億3,281万円で、平成18年度に比べて7.0%の減少となっています。

一般会計歳入の状況

歳出の状況は

 表2は歳出の状況を示しています。歳出額は233億3,793万円で、平成18年度に比べて13.9%増加しています。
この歳出を性質別に見ると、人件費などの『義務的経費』と普通建設事業などの『投資的経費』、物件費などの『消費的経費』と『その他の経費』に分けられます。
 このうち義務的経費は110億4,425万円で、全体の47.3%を占めていて、平成18年度に比べて1.8%の増加となっています。うち人件費は49億4,196万円で、平成18年度に比べて2.2%の増加となっています。
 投資的経費は39億1,644万円で、16.8%を占めていて、平成18年度に比べて64.1%の増加となっています。うち普通建設事業費は18億173万円で、平成18年度に比べて12.4%の減少となっています。
 消費的経費は38億1,702万円で、全体の16.4%を占めていて、平成18年度に比べて2.8%の減少になっています。うち物件費は22億4,116万円で、平成18年度に比べて1.4%の増加となっています。
 その他の経費は、特別会計などへの繰出金などです。45億6,022万円で、全体の19.5%を占めていて、平成18年度に比べて36.8%の増加となっています。

一般会計歳出の状況

目的別歳出は

 歳出を、目的別に見たのが表3です。最も多くの経費を要したのが民生費の約60億円で、全体の25.8%を占めています。これは社会福祉や児童福祉、生活保護費など、安定した社会生活を保障するものです。次いで、庁舎の維持管理や交通安全対策などの総務費に約40億円を要しました。このほか、借入金の元利償還金に充てる公債費に約23億円、災害復旧のための災害復旧費に約22億円、道路や河川、公園、市街地整備などの土木費に21億円、学校教育、社会教育、社会体育などの教育費に約19億円などを支出しました。

目的別歳出の状況

特別会計の状況

 特別会計の決算状況です。特定の事業を推進するため、それぞれの料金などを財源に、7つの特別会計を設けています。

  • 国民健康保険特別会計は、歳入が国民健康保険税、国庫負担金など63億1,883万円、歳出は被保険者の療養給付費など65億5,162万円で、2億3,279万円の赤字決算となり、繰上充用を行いました。
  • 介護保険特別会計は、歳入が支払基金交付金など47億3,504万円、歳出は保険給付費などで46億6,397万円でした。
  • 立花台地開発事業特別会計は、歳入が土地の売却費など5,503万円、歳出は公債費など5億4,161万円で、4億8,658万円の赤字決算となり、繰上充用を行いました。
  • 公共下水道事業特別会計は、歳入が下水道使用料、市債、一般会計からの繰入金など21億4,327万円、歳出は公共下水道建設費や公債費など23億2,2205万円で、1億7,878万円の赤字決算となり、繰上充用を行いました。
  • 農業集落排水事業特別会計は、歳入が一般会計からの繰入金、農業集落排水使用料など1億2,655万円、歳出は公債費など1億6,859万円で、4,204万円の赤字決算となり、繰上充用を行いました。
  • 市営駐車場特別会計は、歳入が料金収入など1,562万円、歳出は土地借上料などで1,536万円でした。
  • 老人保健特別会計は、歳入が支払基金交付金、国庫負担金など62億1,373万円で、歳出は医療給付費など62億3,455万円で、2,082万円の赤字決算となり、繰上充用を行いました。
特別会計の状況

企業会計の状況

 安心して飲める水道水の安定供給のための水道事業特別会計、企業活動に欠かせない工業用水の供給のための工業用水道事業特別会計、市民の健康維持に必要な医療を提供するための病院事業特別会計の三つの企業会計を設置しています。下表はそれらの決算の状況です。水道使用料や診療報酬などの収入をもとに、独立採算で経営しています。
 表中の収益的収支とは、経常的な収入と支出で、資本的収支とは、建設費など財産形成に必要な収入と支出です。

企業会計の状況

市債現在高

 市債の現在高です。学校建設や道路、公園、上下水道など、将来にわたって、多くの皆さんに利用される公共施設整備には、一時的に多額の資金を必要とします。
 このため、国や公営企業金融公庫、市中銀行などから資金を調達して事業を実施しています。
事業実施後、長期間で返済していくことで、年度間の公平な費用負担を実現します。この借入金が市債です。
  市債残高

基金の状況の状況

 基金は、地方公共団体が、条例の定めるところにより、特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立て、または定額の資金を運用するために設置するものです。
 下表は、主な基金の状況です。伊万里市では、財源の調整を図り健全な財政運営を行うための「財政調整基金」、市債の償還のための「減債基金」、将来の公共施設の整備に対応するための「公共施設整備基金」など18の基金を設置しています。このうち、文化施設整備の経費に充てる「文化振興基金」など11の基金については、皆さんの善意を受け入れながら基金の充実を図っています。

基金残高

平成19年度決算を市民一人当たりに換算すると

 平成19年度決算を市民一人当たりに換算すると次のようになります。

  • 預金(基金)残高・・・・・・ 51,718円
  • 借入金(市債)残高・・・・・853,685円

決算カード

 決算カードについては、下記の「ダウンロード」よりダウンロードしてください。

関連情報

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