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「食のまちづくり宣言と推進計画案の策定」を行いました!


「食のまちづくり宣言と推進計画案の策定」を行いました!
(2005年4月11日更新)

「伊万里市食のまちづくり宣言と推進計画案の策定」を行いました!


 一人ひとりが市民共通の認識を持ち、食のまちづくりに対する意識を高め、全国に 『伊万里の食』 に対する考え方や取り組みをアピールすることを目的に 『食のまちづくり宣言』 を行いました。
 また、伊万里ならではの「やきもの」のまちとしての器や食に関連する産業の振興など、生産者から消費者までをつないだ「食」を活かしたまちづくりの考え方や方向性を明らかにし、地域活性化に取り組む必要性があることから、「食のまちづくり推進計画(案)」を策定しました。

 伊万里市食のまちづくり宣言


 食は命の源で、人が生きていく上で不可欠なものであり、健康な生活を送るためにも大切なものです。
しかしながら近年、BSE(牛海綿状脳症)や鳥インフルエンザの発生、食品の不正表示など、食品の安全・安心に関する消費者の不安感が高まっています。  
 また、子どもたちを取り巻く社会環境の変化に伴い、偏った栄養摂取などの食生活の乱れや肥満傾向児が年々増加し、それが誘因となる生活習慣病の低年齢化が進んでいます。
一方、伊万里市においては、西日本一の生産高を誇るナシをはじめ、関西市場で高い評価を得ている伊万里牛やキュウリ、県内でベスト3に入る小ネギや、最近伸びている梅やアスパラガスなどの多くの伊万里ブランドがあります。
また、平成に入った頃から各地に農産物の直売所が出店されはじめ、それとともに、地元食材を使った特産物や商品の開発・研究が盛んになっています。最近では、農産物直売所や加工グループで「愛称:ふるさと・味ネット」が組織され、消費者と連携して地域の特産品の販路の拡大を図りながら「地産地消」を進めるなど地域活性化に結びつける活動も活発になっています。
 さらに、市民自らの提案により、「伊万里食三昧」料理コンテストやお菓子まつり、黒米を活かした地域おこしなどのように、食にちなんだ様々な取り組みが活発に行われるなど、市民レベルでの「食のまちづくり」に対する機運が高まっています。
 このような機運の高まりの中、伊万里ならではの「やきもの」のまちとしての器や食に関連する産業の振興など、生産者から消費者までをつないだ「食」を活かしたまちづくりの考え方や方向性を明らかにし、地域活性化に取り組む必要性があることから、「食のまちづくり推進計画」を策定したものです。
 推進計画(案)は、市民の皆様が、自らのまちの良さを見直し、再認識することで、伊万里に住んでいることを誇りに思えるような食のまちづくりを目指し、食のまちづくりに対する機運を醸成していくことを目的として策定いたしました。そして、これらを推進するために、計画段階から市民や事業所の皆様方の意見を十分に聴きながら進める必要があることから、平成16年7月7日に、国や県の食に係わる機関や民間関係団体からの推薦委員や公募による委員のほか、庁内の関係部署からなる庁内プロジェクト委員など、29名からなる「食のまちづくり推進計画策定検討委員会」を立ち上げ、これまで、「食のまちづくり」に関する意見を検討委員一人ひとりから1~2時間程度かけて聴取するとともに、地産地消、食育、観光など3つの分科会に分かれて具体的な取り組みについて検討するなど、6回の全体会議を開催し、推進計画(案)をまとめました。
 また、市民一人ひとりが、食に関する共通認識を持ち、食のまちづくりへの理解を深めるために、この検討委員会が企画立案した、「食のまちづくりシンポジウム」を平成17年2月26日に開催し、この中で「食のまちづくり宣言」を行うなど、「伊万里の食」に対する考え方や取り組みをアピールしました。
 この「食のまちづくり宣言」は、検討委員会の中に起草委員会を設け、選出された起草委員6名によって作成されたものを検討委員会に諮り、平成17年2月26日に開催したシンポジウムにおいて宣言したものです。