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夏崎古墳

夏崎古墳
(2008年6月10日更新)
市指定史跡
夏崎古墳
(なつざき こふん)

東山代町日尾679番地(伊万里駅より車で20分)
昭和48年(1973)7月20日指定

夏崎古墳

 夏崎古墳は有田川の左岸に位置し、南北にのびる日尾(ひお)丘陵の先端の日尾崎(ひおざき)にあります。標高は8.2mです。日尾崎は宝暦(ほうれき)六年(1756)に干拓が行われるまでは、伊万里湾に突き出た岬でした。
 古墳は、豪族が自分の勢力の大きさを誇るために築いた巨大な盛土のある墓です。夏崎古墳は岬の先端部にあるので、岬が見える伊万里湾岸に暮らし、海上交易や漁労をしていた人々の王が葬られたと考えられています。
 宝暦六年の干拓工事の際に土取りされ、古墳のもとの形はわかりません。内部主体は横穴式石室(よこあなしきせきしつ)で、南西に開口しています。
 死者を葬った玄室(げんしつ)は、幅約1.9m、奥行き約2.1m、高さ約1.9mです。玄室内の石積みは高さ約80cmの板状砂岩を腰石(こしいし)とし、その上に小板石を小口積み(こぐちづみ)しています。
 玄室内の奥壁に向かって左側には主軸と平行して屍床(ししょう…死者を安置するところ)が設けられています。羨道(せんどう…玄室への通路)は、長さ約2.5m、幅約1.1~1.4mで敷石があります。石室床面は羨道より約50cm低くなっています。
 夏崎古墳は、出土遺物や石室の構造などから5世紀末から6世紀初めに築かれたと思われます。伊万里地域の古墳文化を研究する上できわめて貴重です。(「県指定重要文化財 夏崎古墳出土遺物」も参照下さい)

※一般道から畑をはさんで古墳があります。見学は畑に立ち入らないように気をつけて下さい。