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田嶋神社本殿

田嶋神社本殿
(2009年10月8日更新)
国指定重要文化財 建造物
田嶋神社本殿
(たしまじんじゃ ほんでん)

波多津町畑津1260番地(伊万里駅より車で35分)
昭和62年(1987)6月3日指定

田嶋神社本殿

 田嶋神社は畑津(はたつ)地区にあります。祭神は、多岐津姫命(たぎつひめのみこと)・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・田心姫命(たごりひめのみこと)の宗像三女神(むなかたさんじょしん)を主神として9神をまつっています。
 本殿は三間社流見世棚造(さんげんしゃながれみせだなづくり)という建築様式です。桁行三間(けたゆきさんげん)(実寸2.88m)、梁間三間(はりまさんげん)(実寸2.95m)です。
 身舎部(しんしゃぶ)は、柱がすべて自然石の礎石上に立ち、地貫(じぬき)や腰・内法長押(こし・うちのりなげし)、頭貫(かしらぬき)で固めています。柱頭(ちゅうとう)に平三斗(ひらみつど)を置き、四隅は連斗(れんと)なしの連三斗(れんみつど)になっています。四隅(よすみ)の秤肘木(はかりひじき)は正面、背面側は肘木型(ひじきがた)につくらず、木鼻(きばな)をほぼ垂直に切断しています。中備(なかぞなえ)はありません。妻飾り(つまかざり)は豕叉首組(いのこざすくみ)です。正面三間は弊軸(へいじく)付き板唐戸(いたからと)を立て、内部は板床、竿縁天井(さおぶちてんじょう)を張り、背面に高棚(たかだな)を設けています。
 見世棚(みせだな)は六面取り角柱を自然石の礎石上にたて、頭貫を渡します。柱頭は出三斗(でみつど)で、両端は頭貫木鼻を根肘木(ねひじき)にして連三斗とし、身舎部とは繋虹梁(つなぎこうりょう)で結んでいます。中備は中央のみ斗(と)を配しています。向拝(こうはい)の桁・垂木より上は新しい補修です。
 近世の神社建築に比べ飾りの少ない簡素なつくりですが、もとは朱塗りの彩色社殿でした。15世紀の建立と考えられ、県内最古の神社建築です。

※本殿は覆屋(おおいや)の中にあります。原則として覆屋の格子ごしにしか見学できません。