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染付竹葉文皿


染付竹葉文皿
(2009年7月29日更新)
伊万里市重要文化財・美術工芸品
染付竹葉文皿
(そめつけ たけのはもん ざら)

新天町662番地13
伊万里・鍋島ギャラリー(伊万里駅西ビル2F)
平成15年(2003)4月1日指定

染付竹葉文皿(見込み)染付竹葉文皿(外面)

 この作品は、口径29.6cm、高さ7.9cmの木杯形(もくはいがた)をした鍋島染付の尺皿です。
 内側には、力強く伸びた竹葉を二本ごとに結わえた文様を一単位として書き表し、それを星形に配した優れた構成となっています。竹葉の葉脈は、ゆるぎの無い丁寧な細線であらわし、ムラの無い染付をほどこしています。竹と葉は染付の濃淡で描き分けられています。
 裏文様は、丁寧に描かれた牡丹文(ぼたんもん)を三方に配しており、高台文様は、七宝繋文(しっぽうつなぎもん)です。
 1700年代から1730年代につくられた盛期の作品と考えられます。