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平成24年第1回定例会 市長提案理由説明について


平成24年第1回定例会 市長提案理由説明について
(2012年3月2日更新)

はじめに

平成24年第1回定例会の開会にあたり、市政運営について所信の一端を申し述べますとともに、今議会に提案いたしました平成24年度当初予算並びにその他の議案について、その概要をご説明申し上げます。


政治信念

 平成14年4月に市長に就任して以来、これまで10年の間、前例にとらわれない新たな発想のもと、市民が主役の活気に満ちた地域社会の実現を目指し市政運営に邁進してまいりました。


 特に、市勢発展の根幹となる都市基盤や産業基盤の整備、さらには尊い命と健康を守る地域医療の確保に全力を傾注してきたところであります。


 市民の皆様との協働によって積み重ねてきた努力により、そのプロジェクトの一つひとつが実を結び姿を現した今、私は、この10年を節目として初心に立ち返り、未来に向かって大きく伸びゆく伊万里市づくりに向け、さらに精力的に取り組んでまいる覚悟であります。


時代潮流と社会情勢

 さて、我が国の経済は、世界的な金融危機や昨年の東日本大震災の影響から緩やかながら回復基調にあるものの、依然としてデフレが継続するとともに、戦後最高水準の円高に伴い製造業を中心として産業の空洞化と雇用情勢の悪化が懸念される状況にあります。


 このため、国においては、大震災と福島第一原子力発電所事故からの復活への取り組みをはじめ、経済成長と財政健全化を両立する経済運営の実現と、新成長戦略の実行の加速を一体的に位置付けた日本再生の基本戦略が構築されるとともに、少子高齢化社会に対応する持続可能な社会保障制度改革や地方の権限を拡大するための地域主権改革が推進されております。


 また、地方においても、これまでの想定を超えた異常気象への備えや様々な危機管理への対応をはじめ、急激に進行する少子高齢化や人口減少、さらには長引く景気低迷に伴う財政の悪化など、極めて困難な課題に直面している状況にあります。


市政運営の基本方針

 このような状況の中、地方自治体においては、これまでにも増して効率的な行財政運営が強く求められる一方で、地域主権の考えのもと地域の実情に応じたきめ細かな行政サービスを提供していく必要があります。


 このため、私は、いま一度地方自治の原点に立ち、市民の皆様が安心していきいきと暮らす豊かで自立した地域社会の形成を目指し、立ちはだかる政策課題に対し不退転の決意をもって取り組んでまいります。


主要な施策

 政策の推進にあたりましては、総合計画に定めた将来都市像である「活力あふれ ひとが輝く 安らぎのまち 伊万里」の実現のため、重点的な事業の展開に努めてまいります。


 第一に、安心と安全の確保であります。


 風水害をはじめ、地震や津波、原発事故など災害に対応する専門部署として、総務部内に新たに防災危機管理室を設置し防災体制の強化に努めてまいります。


 また、原子力災害への備えとして、地域防災計画において新たに原子力災害対策編の策定に取り組むほか、災害時における自主的で円滑な避難を促すため住民自らの手による防災マップ作成の全市的な取り組みを進めます。


 さらに、有田町とともに整備を進めてきた伊万里有田共立病院が3月1日に開院したことから、今後は圏域の医療機関との連携強化を図るとともに、休日・夜間急患医療センターを新築移転し4月に診療を開始するなど、地域医療の充実に努めるほか、子どもの入院時の医療費助成の対象を中学生にまで拡大するなど子育て支援の充実に努めてまいります。


 このほか、上水道の第9次拡張については、井手口川ダムを水源に新たに整備した浄水場から水道水の供給を開始するとともに、県西部4市5町で整備を進めている広域ごみ処理施設については、敷地や取付道路の造成をはじめ施設の実施設計に着手するなど事業の推進を図ってまいります。


 第二に、将来に向けたひとづくりであります。


 未来の伊万里を担う子どもの教育環境の充実を図るため、二里小学校の校舎改築に向け実施設計を行うとともに、少子化の影響により児童生徒数が減少する中で適正な学校規模について検討を進めるほか、スポーツ活動の中核的施設である国見台公園において、陸上競技場の第3種公認更新のための整備を進めるとともに、子ども用のプールについても再開に向け改修に取り組みます。


 また、中国大連市との友好交流25周年を記念して、市民訪問団を大連市へ派遣し人的交流の拡大を図るほか、地域づくりのリーダー育成のため農山漁村の資源を生かしたまちづくりをテーマとして10年ぶりに海外研修を実施します。


 第三に、活力あるまちづくりであります。


 鍋島の伝統を受け継ぐ伊万里焼や高い評価を受ける伊万里牛など、全国的に知られる伊万里ブランドの高級なイメージを活用し、さらなるブランド産品の開発強化に努めるほか、本市の玄関口である伊万里駅に観光の専門部署を設置し、市外からの交流人口の拡大に向け観光協会との緊密な連携のもと新たな観光戦略を展開してまいります。


 日本海側拠点港に選定された伊万里港については、大型化するコンテナ船への対応として、念願の水深13メートル岸壁の平成24年度完成とあわせガントリークレーンが設置されることから、官民一体となって、さらなる集荷活動と新規航路の開設に取り組むほか、全庁にまたがる伊万里湾開発に関する業務を一元化し強化するため、政策経営部内に担当部署を設置します。


 また、長年の課題であった松島搦地区の浸水対策としてポンプ場の整備に取り組むとともに、都市計画道路大坪木須線については市道から県道への格上げを行い、早期開通を目指し整備促進に努めてまいります。


 さらに、伊万里港の物流の効率化を図るため、伊万里湾大橋の4車線化をはじめ臨港道路七ツ島線の早期整備を促進するほか、地域間の連携と交流のための交通網として、福岡都市圏とつながる西九州自動車道や有田町へのアクセス向上のためのセラミックロードの整備を促進してまいります。


当初予算編成の考え方

 以上、主要な施策についてご説明申し上げましたが、急激な円高の影響等により企業の生産活動が減速するなど地域経済が停滞する一方で、扶助費や公債費等の義務的経費の増大が見込まれるなど、本市の財政運営は依然厳しい状況にあります。


 このため、平成24年度の予算編成にあたりましては、既存事業の徹底した見直しを図るなど行財政改革の着実な推進により、経費縮減と歳入確保を図るとともに、子育て支援の充実や教育環境の整備に重点的に投資するなど、限られた財源の中で事業の緊急性と効率性に配慮した予算編成に努めました。


 この結果、平成24年度当初予算の規模は、


   一般会計 204億8,400万円


   特別会計 156億2,731万5千円


   企業会計  42億3,286万7千円 といたしております。


予算の主な内容


 以下、今回提案いたしました予算の主な内容について、重複を避けながら、総合計画で定めたまちづくりの目標に沿ってご説明いたします。


 はじめに、安心で健やかな暮らしづくりについて申し上げます。


 地域福祉の充実については、社会福祉協議会との連携により市民の福祉活動への主体的な参加を促すとともに、子育てや介護など地域における身近な福祉ニーズの的確な把握と相談体制の充実を図るため民生委員・児童委員の活動を支援します。


 高齢者支援の充実については、平成24年度を初年度とする第5期介護保険事業計画に基づき、必要に応じた介護保険サービスを提供するとともに、健康増進や介護予防に関する相談への対応を行うほか、ひとり暮らしの高齢者の不安を解消するため緊急通報システム機器等の設置に取り組みます。


 また、高齢者の生きがいづくりとして、老人クラブやシルバー人材センターの活動を支援します。


 障害者支援の充実については、平成24年度を初年度とする第2次障害者計画および第3期障害福祉計画に基づき、自立を支える介護給付や職業訓練など障害福祉サービスの提供に努めるほか、医療的ケアを必要とする重度の障害のある人を新たに受け入れる福祉施設等に対し支援を行います。


 子育て支援の充実については、子どものための手当の給付等により子育て家庭の経済的な負担の軽減を図るほか、一時預かりや延長保育に加え、障害のある子どもを受け入れる認可外保育施設に対し新たに支援を行うなど多様な保育ニーズへの対応に努めます。


 また、留守家庭児童クラブにおいては、児童の安全な居場所の確保と健全な育成を図るとともに、保護者の子育てと仕事の両立を支援します。


 さらに、結婚活動への支援については、相談員を配置するほか、男女の魅力を高める講座等の開催や出会いの場の提供に努めます。


 保健活動の推進については、メタボリックシンドロームに着目した特定健康診査をはじめ各種がん検診等による疾病の早期発見と早期治療に努めるほか、生活習慣病等を予防するため健康診査の結果に基づき個別の保健指導に取り組むとともに、食生活改善推進員による食を通した健康づくりの推進を図ります。


 また、妊婦や乳幼児の健康診査をはじめ、生後4か月までの乳児がいる家庭をすべて訪問し育児に関する相談や情報の提供を行うほか、子宮頸がんや小児用肺炎球菌などのワクチン接種への助成により接種率の向上を図るなど感染予防に努めます。


 医療体制の充実については、病院群輪番制や在宅当番医制により休日における医療体制の確保を図るほか、国民健康保険事業については、レセプト点検等による医療費の適正化や国民健康保険税の収納対策の強化により財源を確保するなど健全な運営に努めます。


 二つ目に、創造的で心豊かなひとづくりについて申し上げます。


 生涯学習の推進については、各町公民館等を拠点として伊万里の歴史や伝統を学ぶ伊万里学など地域の文化づくり活動を促進し、まちづくりにおけるリーダーの養成に努めるほか、図書館においては、読書を通して家族のきずなを深める家読を推進するとともに、引き続きブックスタートに取り組むなど、次代を担う子どもたちの豊かな心の育成に努めます。


 青少年の健全育成の推進については、いじめや不登校などの悩みを抱える青少年や保護者からの相談への対応のほか、関係団体等との連携により野性への挑戦などの体験活動の充実を図ります。


 また、各町公民館を拠点として、休日や放課後における子どもの活動の場を確保するとともに、スポーツや文化活動等を通して大人と子どもの交流を促進し、地域で子どもを守り育てる意識の醸成を図ります。


 学校教育の推進については、安全な教育環境を確保するため小学校2校および中学校1校において耐震診断を行うほか、保健室登校や不登校となっている児童生徒へのカウンセリングを実施し心理的負担の軽減を図るとともに、学校適応指導教室において学校生活への復帰意欲を高めるための指導に取り組みます。


 スポーツの振興については、国見台庭球場の拡張に取り組むほか、子どもから高齢者まで気軽に楽しむことができるニュースポーツの普及を推進するとともに、グラウンド・ゴルフやウォーキング等の大会を開催するなど、スポーツに親しむ機会の提供に努めます。


 また、各種競技スポーツ大会の開催をはじめ、体育協会や競技団体等の活動を支援するなど競技力の向上を図ります。


 人権教育と啓発の推進については、人権講座や講演会等を開催し人権問題に対する正しい理解を深めるほか、高校生等との連携により人権フォーラムを開催するとともに、花を育てることにより思いやりの心を養うことを目的とする人権の花運動に取り組むなど、次代を担う子どもたちの人権意識の育成に努めます。


 文化活動の推進については、気軽に受講できるカルチャー入門講座をはじめ、市民音楽祭や美術展など市民参加型のイベントに取り組むほか、芸術鑑賞の機会として自治総合センターとの共催により宝くじまちの音楽会を開催します。


 文化財の保護と活用については、大川内山を形づくる史跡や町並みを将来に継承するため、市民との協働により活用計画の策定を進めるとともに、市内各地に点在する窯跡へのパトロールや警告看板の設置など保護活動に取り組みます。


 また、文化財をはじめ市民の所蔵品の展示や企画展を開催するなど、郷土の歴史や文化に触れる機会の創出に努めます。


 三つ目に、活気あふれる産業づくりについて申し上げます。


 農業の振興については、食料自給率の向上等を目的とする戸別所得補償制度を活用し、米や麦、大豆等の生産を組み合わせた安定した農業経営の確立を促進するとともに、農作物に深刻な被害をもたらすイノシシなど有害鳥獣の駆除と被害防止に努めます。


 また、地域における農業の経営体のあり方をはじめ、農地の集積や生産品目など今後の方向性を示す地域農業マスタープランの策定に取り組むとともに、新たに若年層の就農意欲の向上と新規就農者の定着を図るための支援を行うなど、担い手の育成に努めるほか、農地の保全や農業用水など農村環境の維持改善のため地域が一体となって取り組む活動を支援します。


 さらに、省力化機械や園芸施設の導入を支援し、水稲をはじめ果樹や野菜の生産性の向上を図るほか、関係団体との連携により伊万里牛の販路拡大や肉質向上に取り組むとともに、死亡獣畜の搬送処理に要する経費を支援するなど、畜産経営の安定を図ります。


 林業の振興については、基盤施設となる林道鳥帽子岳線の用地取得に取り組むとともに、間伐材の搬出経費への支援を行います。


 水産業の振興については、波多津漁業協同組合など玄海地区8組合が合併し4月に発足を予定している佐賀玄海漁業協同組合に対し、会計システムの導入など新たな施設整備や漁場監視活動への支援を行います。


 工業の振興については、新たな企業の誘致や雇用の拡大に向け、七ツ島工業団地をはじめ遊休地の紹介など積極的な立地勧奨を行うとともに、既に立地した企業に対するフォローアップ活動に取り組むほか、工業用水の安定供給を図るため浄水施設の計画的な更新に努めます。


 また、地場産業の振興を図るため、中小企業の経営安定化への支援を行うとともに、窯業については伝統技術の継承や後継者の育成に努めるほか、厳しい雇用情勢が続く中、高校をはじめ関係機関と連携し高校新卒者の市内企業への就職活動を支援します。


 商業の振興については、中心市街地における集客および情報発信の拠点となる伊萬里まちなか一番館の運営を支援するとともに、伊万里商工会議所等と連携し集客に向けた取り組みを行うなど、商店街の振興を図ります。


 観光の振興については、本市特有の歴史と文化、豊かな自然を活用した各種イベントの開催を支援するとともに、近隣自治体との連携により集客に向けた観光情報の発信に努めるほか、ボランティアガイドの活動への支援を行うなど、観光地としての受け入れ態勢を整備します。


 また、伊万里牛を活用したイベントとしてバーベキュー列車を新たに佐世保市から平戸市の区間でも運行するとともに、グリーン・ツーリズムの一環として地元農水産物を販売する軽トラ市を開催するなど、交流人口の拡大に努めます。


 貿易の振興については、伊万里港と集荷区域が競合する近隣港との競争が激化する中、効率的なポートセールス活動を展開するため、新たに荷主情報に関するデータベースを構築するなど船会社等と連携した取り組みを進めます。


 四つ目に、安全で快適な地域づくりについて申し上げます。


 道路・交通体系の整備については、市民生活における交通の円滑化を図るため、都市計画道路陣内白野線をはじめ市道の計画的な整備に努めるとともに、老朽化による橋梁の経済的な修繕等の指針となる橋梁長寿命化修繕計画の策定に取り組みます。


 また、松浦鉄道の老朽化した施設の更新等に対する支援を行うとともに、中心市街地における移動手段として運行しているいまりんバスに加え、新たに市街地近郊を範囲とする巡回バスの実証運行に取り組みます。


 上水道の整備については、有田川浄水場の施設更新のための実施設計をはじめ大坪町屋敷野地区や南波多町大野岳地区への給水区域の拡張を図るとともに、浦ノ崎簡易水道の浄水施設の改良を進めるほか、井手口川ダム周辺の環境整備に引き続き取り組みます。


 居住空間の整備については、高齢者や障害のある人に配慮するなど市営住宅の計画的な改修に取り組むほか、災害時における市民の避難先となっている公共施設の耐震診断を実施するとともに、一般住宅の耐震診断についても支援を行います。


 下水道等の整備については、二里町中里地区において汚水管渠の整備を進めるとともに、処理場における機械設備の更新を行うほか、汚水の集合処理ができない区域における浄化槽の設置を支援するなど、公共用水域の水質保全と快適な生活環境の確保に努めます。


 ごみの減量化と廃棄物の適正な処理については、家庭から出る資源ごみの回収運動に取り組む団体への支援を行うとともに、分別回収の周知など市民のリサイクル意識を高め、ごみの減量化を図るほか、環境センターにおいては、焼却設備等の補修工事を行うなど適切な維持管理に努めます。


 環境保全活動の推進については、水質や大気の調査を定期的に行うとともに、市民との協働により不法投棄監視のための巡回を実施するほか、権限移譲により新たに自動車騒音の監視に取り組みます。


 消防・救急体制の充実については、災害や事故発生時における人命救助活動に効果を発揮する救助工作車の更新をはじめ消防資機材の整備を図るとともに、非常備消防については老朽化した小型動力ポンプを 更新するなど、消防体制の充実に努めます。


 また、救急救命士の計画的な養成や専門的な知識の修得など消防救急技術の向上に努めます。


 さらに、消防体制の強化を図るため、佐賀県消防広域化推進計画に基づき有田町と広域化に向けた協議を進めてまいります。


 防災の推進については、急傾斜地やがけ地の崩壊の未然防止を図るとともに、煤屋川の改修により農地や家屋等への浸水対策を進めるほか、防災の担い手である地区防災委員の研修を行うなど、地域の防災力向上に努めます。


 また、放射線に対する不安を解消するため、新たに市民貸出し用の放射線測定器を整備するとともに、原発事故を想定した避難訓練に取り組みます。


 交通安全対策の推進については、歩道の段差解消や点字ブロックの設置などのバリアフリー化をはじめ、ガードレールやカーブミラー等の交通安全施設の整備に取り組むとともに、幼児から高齢者まであらゆる機会をとらえ交通安全意識の啓発に努めます。


 防犯活動の推進については、地域における防犯灯の設置を支援し夜間の安全確保を図るとともに、契約トラブルや多重債務など近年ますます複雑、多様化する相談内容に対し各種専門相談員を配置し解決に向けた対応に努めます。


 五つ目に、自立と協働のまちづくりについて申し上げます。


 適正な情報公開と広報広聴の充実については、行政への市民の関心を高めるため、広報紙やホームページ等を用いた的確で迅速な行政情報の提供に努めます。


 また、重要な施策等の決定においてはパブリックコメントを実施するとともに、伊万里っ子ポストにより広く提案を受け付けるなど市民の声の市政への反映に努めます。


 市民と行政との協働については、地域の活性化を目指し各町において主体的に取り組まれているまちづくり活動を促進するとともに、市民活動団体等が自ら企画し実行する事業の支援に努めます。


 まちづくりの担い手の育成については、市民活動団体の相互の連携と活動の活性化を図るとともに、拠点となる市民活動支援センターの利用を促進します。


 男女協働参画社会の形成については、配偶者等からの暴力をはじめ、女性が抱える家庭や子育てなどの悩みに対し専門相談員を配置し相談等に対応するほか、男女協働参画社会推進の指針となる計画の改定に取り組むとともに、伊万里市男女協働参画懇話会との連携により啓発活動を行うなど、市民意識の醸成に努めてまいります。


 効率的な行財政の運営については、社会情勢の変化等に伴う新たな政策課題に迅速に対応するため組織機構の見直しに取り組むとともに、行政評価を活用した経営システムの構築に努めます。


 また、固定資産税の公平で適正な課税を推進するため、すべての家屋と課税台帳との照合調査を行うとともに、土地の一筆ごとに面積等を確定する地籍調査に引き続き取り組みます。


 自立した行政経営の確立については、職員の政策形成能力向上のための研修事業に取り組み、地域主権改革をはじめ様々な行政需要に的確に対応できる職員の育成に努めます。

 また、行財政改革への不断の取り組みはもとより、財源や人材など限られた資源の効果的な活用により真に必要な施策への集中的な投資を行い、市民満足度の一層の向上に努めてまいります。


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