(2016年3月24日更新)
基本方針
国の経済政策等により、景気は緩やかな回復基調が続いているものの、法人市民税の税率引き下げの影響等により、本市の主要な財源である税収の伸びは不透明な状況であり、さらに、今後、少子高齢化の進展に伴う扶助費などの社会保障関連経費や公債費などの義務的経費の増加に加え、老朽化した公共施設の大規模な修繕等が必要となるなど、さらなる財政の硬直化が見込まれる状況である。
このため既存事業の大幅な見直しと戦略的視点に立った特定事業への集中投資を行い、子育て支援、産業振興など伊万里市の将来を見据えた予算を編成するため、歳入では、市税はここ数年の好調な企業実績等により前年と比較して増収が見込めるものの、今回の重点的配分に要する財源が不足することから、ふるさと応援基金などの基金繰り入れにより財源の確保に努めた。
一方、歳出では、ケーブルテレビ基盤整備支援事業やこども医療費助成事業、子育て世代包括支援センター事業、中山間地域農業集落活動支援事業、伊万里ブランド販売促進事業、伊万里津景観形成事業、防災行政無線施設整備事業、小中一貫校整備事業など、子育て支援策の充実や保健活動の推進、農林水産業及び商業・観光の振興、学校教育の推進、防災の推進等のために限られた財源を効果的に配分した予算編成を行った。
予算の資料
-
平成２8年度 当初予算概要
概要書 (PDF:9,002KB)
- 一般会計予算額調（性質別） (PDF:84KB)
- 平成28年度 予算説明書
歳入
歳出
- 議会費 (PDF:100KB)
- 総務費 (PDF:426KB)
- 民生費 (PDF:348KB)
- 衛生費 (PDF:254KB)
- 労働費 (PDF:80KB)
- 農林水産業費 (PDF:267KB)
- 商工費 (PDF:190KB)
- 土木費 (PDF:254KB)
- 消防費 (PDF:140KB)
- 教育費 (PDF:368KB)
- 災害復旧費～14．予備費 (PDF:103KB)
予算ミニ知識
予算の区分
自治体の予算は 「款（かん）→項（こう）→目（もく）→節（せつ）」 に区分されています。ずいぶん堅い言い方ですが、右側に行くほど細かい分類となり、実際の予算内容がわかる仕組みです。
予算は単年度収支（４月から翌年３月までの会計年度ごとに収支を完結させる方法）をとっています。簡単に例えると、「家計簿」のように収入と支出を把握していく方式で、企業が資産の内容を把握するために使っているバランスシート（貸借対照表）などは使いません。つまり、予算の編成とその執行（支出）、そしてこれに伴う資金繰りが財政運営の中心です。
予算編成
予算をつくることを予算編成といいます。伊万里市では、毎年1月末までに当初予算を作成し、3月議会の議決を経てから翌年度の予算が決定されます。
また、年度の途中で予算が不足することもあります。こうした場合は、補正予算をその都度作成し、議会の議決を経てから予算が補充されます。