本文にジャンプします
メニューにジャンプします

No.7 栗おこわ


No.7 栗おこわ
(2014年10月1日更新)
 



おくんち料理の主役
栗おこわ

伊万里市食生活改善推進協議会発行
「いまりの郷土料理」より

材料(8人分)

もち米 

4合(600 g)

1/4カップ(50cc)

小豆(乾燥)

60g

栗(皮をむいたもの)

280g

大さじ1/2

砂糖

大さじ5と1/2

小豆の煮汁

1/2カップ(100cc)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作り方

1.もち米は洗って、一晩水に漬け、翌朝水を切ります。
2.小豆は水からゆで、煮立ったらザルにあげ、ゆで汁を捨てます。
  再びたっぷりの水を加え、七分くらいの硬さに煮ます(この煮汁は、打ち水として使います)。
3.沸騰した蒸し器に蒸し布を敷き、砂糖をまぶした栗の半分をのせ、中心にコップを伏せて置きます。
4.米と小豆を混ぜたものを 3.の中に入れ、さらに残りの砂糖をまぶした栗をかぶせるようにおきます。
5.コップを外してふたをし、強火で20分蒸します。
6.おけに移し、2.の小豆の煮汁と塩を混ぜ合わせて、打ち水として半分をごはんにかけ、切るように混ぜ、3~4分そのままおきます。
7.蒸し器に戻して、強火で15~20分蒸します。
8.さらにもう一度 6.のように打ち水をし、ふきんなどをかけて蒸らします。

食育ワンポイント 

 ーまつりと郷土料理ー 

 トンテントン祭りは、江戸時代に焼物の積み出し港として栄えた伊万里の発展とともに生まれた伝統行事です。伊萬里神社の御神幸祭で、伊万里くんちとも呼ばれています。祭りの主な料理は、栗おこわ、菊花かぶ、煮ごみ、昆布巻き(こぐい)、煮しめ、甘酒などですが、現在はこのような料理を作る家庭は少なくなりました。中でも栗おこわは、『栗強飯(こわい)』ともいい、おくんち客の土産の定番でした。市内でも、地域や家庭によって作り方や味が若干違います。違いを楽しみながら、伊万里の郷土料理を味わい伝承しましょう。