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猫の飼い主の皆さんへ


猫の飼い主の皆さんへ
(2014年6月2日更新)

猫の飼い主の皆さんへ  ペットは責任を持って飼いましょう

 最近、犬や猫などペットに関する苦情が後を絶ちません。犬や猫は、身近な動物として愛されていますが、動物が苦手な人やアレルギーを持っている人もいますので、飼い方しだいでは周囲の迷惑になってしまいます。
ペットを飼う場合は、周囲の人に対する気配りが大切です。他人に迷惑をかけないようマナーを守り、最後まで責任をもって飼いましょう。 

■不妊・去勢手術を受けさせましょう

 猫は繁殖能力が強く、1年で2~3回、1回あたり4~8匹の子どもを産むことができ、生まれた子猫も生後半年ぐらいで出産できるようになります。
 次々に生まれてくる子猫のもらい手を探すのは容易なことではありません。子猫たちの幸せな一生を約束できない場合は、不妊・去勢手術を受けさせましょう。

【不妊・去勢手術の効果】

・妊娠や出産、育児による体力の消耗がなくなり、元気で長生きできます。  
・おとなしい性格になり、他の猫とのケンカが少なくなることで、猫どうしの感染症の予防につながります。
・行動範囲が狭くなり、迷子になりにくくなります。
・外に出たがることが少なくなり、適切な環境を用意すれば室内だけでも十分に飼うことができます。
*不妊・去勢手術をすると太りやすい体質になりますので、餌の管理が大切になります。

■室内で飼いましょう

 猫の糞尿や鳴き声などで近所に迷惑をかけないためにも、猫の健康と安全を守るためにも、猫は外に出さない室内飼いに努めましょう。猫にとって、家の中はもっとも安全な縄張りです。適切な環境を用意すれば、猫は外に出さなくても、家の中だけで十分に満足することができます。
 室内飼いは、近所への迷惑を防止するだけでなく、交通事故や他の猫との接触による病気の感染を防ぐなど、猫の健康にもつながります。

■むやみに野良猫に餌はやらないでください

 餌を与えるということは、猫をそこに寄ってこさせる行為です。猫が集まるようになると、糞や尿をしたり、花壇を掘り起こしたりして、周囲に迷惑をかけてしまいます。猫に餌を与えるいじょう、そこで飼うという飼い主と同じ責任が生じます。
 餌を与えている人は、「自分は飼い主なんだ」という自覚を持つ必要があります。猫の行動や習性をよく理解して世話をし、周辺の住民に受け入れられるように努めましょう。

・餌場を決め、その場所以外では与えない。
・餌は放置せず、短時間で食べきる量だけを与え、すぐに片づける。
・集まってくる猫の糞尿の処理は、責任を持って行う。