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防災行政無線について


防災行政無線について
(2023年3月9日更新)

 

「いつ」、「どこで」起こるか分からない災害に備えて、市では災害時や緊急時に市民の皆様へ情報を迅速かつ確実にお伝えすることができる「防災行政無線」を、平成30年6月20日から市内全域で運用を開始しています。

 防災行政無線とはどのようなものなのか、どのように活用されるのか、Q&A形式でお知らせします。 

 

Q1 防災行政無線とは、どのようなものですか?

 

A1 災害時や緊急時に「避難指示」などの重要な情報を、屋外拡声子局(屋外スピーカー)や戸別受信機などから迅速にお知らせする無線放送施設です。

Q2 主な施設内容を教えてください。

 

A2 防災行政無線は、親局、遠隔制御局、中継局、再送信局、屋外拡声子局(屋外スピーカー)、戸別受信機から構成されます。

 市役所に設置している親局からの情報を電波で発信し、中継局や再送信局を介して、市内181箇所に設置している屋外拡声子局(屋外スピーカー)または、戸別受信機で受信し、スピーカーを使って放送する仕組みになっています。

【整備イメージ】
01bousaimusen

【施設外観】
02bousaimusen

Q3 防災行政無線では、どのような放送がされるのでしょうか。

 

A3 防災行政無線では、下記の災害関連情報と行政関連情報が放送されます。
   いずれも住民の皆さまの身体、生命に関わる重要な情報を中心に緊急性の高い情報を放送します。

 

 1 災害関連情報

 2 行政関連情報

 ・特別警報

 ・国民保護(武力攻撃)

 ・緊急地震速報

 ・凶悪事件の発生

 ・土砂災害警戒情報  

 ・危険動物の出没

 ・緊急安全確保

 ・緊急の断水情報

 ・避難指示

 ・市の大型イベントの中止など

 ・高齢者等避難      

  ・時報

 また、機器の動作確認のため、毎日時報放送を行っています。
 地区によって放送時間が異なりますが、昼に「ウェストミンスターの鐘」、夕方に「伊万里讃歌」を放送しています。

 屋外拡声子局から時報が放送されていないことにお気づきの際には、市 防災危機管理課へ連絡をお願いします。

Q4 防災行政無線の放送がよく聞こえません。

A4 防災行政無線は屋外に向けた放送ですので、住宅の気密性や雨風などの気象状況によっては、室内で聞こえにくい場合があります。
 そのため、伊万里市は以下の方法で聞き取りやすい放送に努めています。

1.屋外拡声子局の設置数を多くする
 伊万里市は、近隣市町よりきめ細かく屋外拡声子局(屋外スピーカー)を市内181箇所に設置しています。

2.複数回の放送
 緊急放送は、サイレンを鳴らし、音量レベルを最大にして、3回繰り返して放送を行います。

 

3.緊急情報に合せたサイレン(警報音)の放送

 緊急情報ごとにサイレンを決めています。

 特に、避難に関する情報は、避難情報のレベルに応じたサイレンパターンで放送を行います。

 ※サイレン(警報音)の後に、緊急情報をお伝えします。

 ※サイレンパターンについては、こちらをご覧ください。 

4.消防団、自主防災組織などによる直接的な広報、声かけ
 緊急放送を行った場合には、消防団による広報活動や自主防災組織による声かけを、防災行政無線の放送と併せて行います。

Q5 住宅の性能や風水害時に伝わりにくい屋外拡声子局(屋外スピーカー)は必要ですか。

A5 屋外拡声子局は、住宅の性能や雨や風などの気象条件に左右されやすく、完全な情報伝達手段ではありません。

 しかし、起こりうる災害は風水害のみではなく、風水害のほかに、地震や原子力災害、凶悪事件の発生などそれらの災害や事件は天候を選ばす発生するおそれがあります。

 特に原子力災害や凶悪事件が発生した場合には、屋外にいる方たち(観光客等)に対して、安全確保のための屋内退避を呼びかけるために屋外拡声子局が必要になります。
 

Q6 防災行政無線の放送を聞き逃したときはどうしたらいいのでしょうか。

A6 伊万里市では、防災行政無線以外にも下記の様々な手段で災害時の情報伝達を行います。
 
1.電話応答装置
 防災行政無線の放送が聞き取れなかったときや、再度放送をお聞きになりたいときは、専用の電話番号(0955-23-2169)に電話をかけていただくことで放送内容を聞くことができます。

2.ケーブルテレビ
 ケーブルテレビ(伊万里ケーブルテレビジョン、西海テレビ)に加入されているご家庭では、防災行政無線の放送内容をケーブルテレビでも確認できます。

3.携帯電話会社の緊急速報メール
 防災行政無線で避難指示など緊急性が高い情報を放送する場合は、緊急速報メールを併せて配信します。

 ※緊急速報メールは、特定のメールアドレスではなく区域を特定してメール配信を行います。緊急速報メールの受信機能を有し、受信設定を行った携帯電話等で受信することができます。
 
 緊急速報メール受信設定などでご不明な点がある場合には、お使いの携帯電話の説明書をご確認いただくか、各携帯電話ショップにお問い合わせください。

4.防災ネットあんあん(スマートフォンアプリ)
 防災行政無線で放送をする際には、放送内容と同じ内容を、スマートフォンアプリ「防災ネットあんあん」でも配信しています。

「防災ネットあんあん」の登録方法はこちらをご覧ください。

5.市ホームページ、SNS
 防災行政無線で放送内容は、市のホームページや市の公式ツイッター、フェイスブック、LINEなどのSNSでも確認できます。

 

6. 電話・FAXによる緊急情報配信

 防災行政無線で放送した緊急情報を、事前に登録した電話または、FAXに同時に配信します。

 ※この配信サービスは、市から配信する緊急情報を確認する方法が限られている方が対象となります。

  詳しくは、こちらをご覧ください。

 

Q7 災害時や災害が起こりそうなときの情報収集で気を付けておくべき事はありますか。

A7 災害時や災害が起こりそうなときには、下記の事項に心がけてください。
 
1.防災行政無線の放送をよく聞く
 近年の住宅は気密性が向上していますので、防災行政無線の放送が始まりましたら窓を開けるなど聞き取りやすい状態でお聞きください。
 聞き逃した場合は、電話応答装置や市ホームページなどで確認してください。

2.積極的な情報収集
 災害時などには、災害に関係する情報が防災行政無線をはじめ、テレビ、ラジオ、ケーブルテレビ、インターネットなど様々な手段で情報配信されます。それらの中で可能な手段を活用し、身を守るために積極的な情報収集をお願いします。

3.防災ネットあんあん(スマートフォンアプリ)への登録
 「防災ネットあんあん」からは、市からの情報(避難情報など)や気象情報などの防災情報が配信されますので、携帯電話をお持ちの場合には事前登録をお願いします。
 

Q8 戸別受信機はどうしたら貸与してもらえますか。

A8 戸別受信機は市へ貸与申請が必要で、下記の方を対象に貸与しています。
 
(1) 駐在員(区長)、消防団幹部団員
 情報伝達の多重化のため、地域の防災活動の中核を担う駐在員(区長)、消防団幹部団員の役職に戸別受信機の貸与を行います。
 
(2) 聴覚障がい者
 音声を聞く事ができない聴覚障がい(1級から3級の認定者)の方に、文字表示機付きの戸別受信機の貸与を行います。
 
(3) 難聴地区世帯
 屋外拡声子局の放送が届かない難聴地区にお住まいの世帯に、戸別受信機の貸与を行います。

 ※電波の受信状態によっては、外部アンテナが必要な場合があります。その際、配線工事で住宅に穴をあけたり取付金具を設置したりする場合があります。
 ※申請受付は防災危機管理課で随時行っています。